欲望のゲーム

サブプライム・ショックが続いています。
UBSが100億ドルという巨額の追加損失を公表しました。
まだまだ隠れているものがあるというから、
OECDが言うように総額で3000億ドルはいくのでしょうか。

日本の金融機関はバスに乗り遅れたために、
事故に遭わずにすんだ形です。
あまり威張れた話ではないとしても
ほっと胸をなどおろしているのではないでしょうか。

今回の金融危機で最大の問題は、
住宅ローン融資会社がモラルハザードを起こしたところにあります。
低所得者向けのローンを貸し付けた債権を売却するわけですから、
返済リスクの評価が甘くなるのは当然でしょう。

そしてリスクを承知でサブプライムを組み込んだ商品が開発され、
それを金融機関が自分の資産運用のために保有していました。
こうした金融商品の格付けがなぜトリプルAになったのか、仕掛けは複雑です。
金融のプロがやった仕掛けを金融のプロが見抜けなかったということです。

それだけではありません。
現在こうした金融商品は取引がほとんどない状況です。
ということは売るに売れず、気配値だけがどんどん下がっている状況です。
だからまだまだ巨額の損失が計上されるでしょう。

そして下がりきったころ、それを買う投資家が現れて、
やがて相場が持ち直しボロもうけする人々が出てきます。
欲望のゲームは果てしなく続きます。

欲とカネ 走って転んで 師走かな

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