アナクロ厚生労働省

医師や看護師が足りないという
「現実」がやっと定着してきたようです。

ところがこの現実をまだ認めないのが厚生労働省。
その厚生労働省を縛っているのが1982年の閣議決定。
医師が過剰にならないようにするという内容です。
ですから厚労省は今でも「偏在」はあっても「不足」はないとします。

医療の現場からは悲鳴があがっています。
たとえば産科医は事実上の24時間勤務。
しかも何かあるとすぐに訴訟沙汰になる。
それで産科希望者が減っています。

医師が足りず、産科を閉める病院も増えています。
私の住む横浜市も妊婦が難民になるのだとか。
早めに確保しないと産むところがなくなるのだそうです。


政策を転換すると先輩批判にもなるため、

お役所はなかなか方針転換をしないのだと友人から聞かされました。

しかし25年も前の方針が生きていること自体、不思議でしょう。



25年前を思い起こしてみてください。

あの頃の常識と今の常識で共通するものはどれぐらいあるでしょう。



先見性に優れるとされる株式市場でも、

あれほど暴騰して、あれほど暴落したではありませんか。

株式市場がバブル崩壊を予想したなんて話は聞いたことがありません。

株式市場そのものがバブルだったのですから。



それぐらい将来は予見しがたいのだから、

いつまでも過去の「設計図」にしがみつくのは、

アナクロニズムというだけでなく有害です。



(Copyrights 2007 Masayoshi Fujita 無断転訳載を禁じます)

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