9・11選挙の意味

久しぶりに有権者の関心の高い選挙になりそうだ。朝日新聞の調査によると、とくに 自民党支持者の関心が高いという。それは理解しやすい話である。自民党が内閣の出 した法案に関して分裂したための選挙であり、なおかつ反対した議員の選挙区には徹 底して対立候補を立てるというのだから、どちらかというと何でも包含してきた自民 党にしては珍しい展開である。それだけに自民党支持者も戸惑いがあるだろう。今ま での候補者を支持し続けるか、新しい候補者に乗り換えるか、自民党中央は厳しい選 択を迫っているからだ。

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民主党も割れてみたら

この9・11総選挙は、自民党分裂選挙となって、野党民主党にとっては小選挙区で勝 てるチャンスが広がり、ひょっとすると政権を奪えるかもしれない選挙。もちろんそ れは民主党支持者が、今までどおり民主党を支持してくれれば、の話である。ただ民 主党が票を伸ばせるかどうかは、いわゆる「無党派層」をどれぐらい取り込めるかに かかっているのだから、それらの有権者にアピールできなければ、「千載一遇のチャ ンス」も「砂上の楼閣」にすぎなかったということになりかねない。

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靖国問題

8月15日の終戦記念日、小泉首相は周囲の期待と懸念が渦巻くなか、結局この日までに靖国神社に参拝することを見送った。内外の情勢を考えれば当然の決断だと思う。中国や韓国はもちろん大反発するだろうし、国内ではせっかく郵政改革を争点としているのに、靖国という「余計な」争点を付け加えることになる。損得勘定から考えれば、見送るのが当然だ。

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小泉流ショータイム

周囲が「まさか」と言っている間に、小泉さんは「公約通り」衆議院を解散してしまっ た。参議院自民党で多数の造反者が出たために、郵政民営化関連法案が否決されたか らである。何もなければ2007年秋まであるはずだった衆議院議員の任期。前回から2 年以内の総選挙は政党にとっても議員にとっても負担が大きい。だから、参議院での 審議と併行して、自民党執行部は「解散」をちらつかせて反対派の抑え込みにかかっ ていた。「自民党が割れるような事態は何としても避けなければいけない」というの が口説き文句である。

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労組は誰を守るのか?

今朝の新聞だったか、昔の社会党がアスベスト規制を法制化しようとしたとき、アスベスト関連産業の労組が「雇用に悪影響がある。アスベストは管理して使える」と反対したため、法制化を断念したという記事が載っていた。

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60年目の疑問

第2次世界大戦が終わって60年という節目の年であるため、メディアでは戦争に関す る特集が多い。先日もNHKで8月9日のソ連参戦に関わる特集をやっていた。この8月9 日は、長崎に原爆が投下された日であり、そしてソ連が満州に攻め込んだ日でもある。 日ソ平和中立条約を突然破棄されたこと、そしてソ連が日本に宣戦布告したこと、そ してシベリアに60万人近い人々を抑留し、そのうちの6万人を死なせたこと。そのた め、ソ連に対する日本人の反感は根強い。

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